ジャズ
『インクレディブル・ジャズ・ギター』 ウェス・モンゴメリー
●30代半ばになってようやく世間一般に知られるようになったウエス。
本作は、ウエスの名を決定的にした60年録音のセカンド・リーダー作。オリジナル4曲を含む選曲もいいし、トミー・フラナガン、ヒース兄弟を含むメンバーも申し分ない。
1960年発表。
■[インクレディブル・ジャズ・ギター]試聴
1. エアジン
2. D-ナチュラル・ブルース
3. ポルカ・ドッツ・アンド・ムーンビームス
4. フォア・オン・シックス
5. ウエスト・コースト・ブルース
6. イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ
7. ミスター・ウォーカー
8. 風と共に去りぬ
ジャズギターと言えば、まず思い出すのはこのアルバム。
パットメセニーとかのフュージョン系よりも、
メロディアスで聞きやすいです。
やっぱり落ち着いて聞けるものは永遠ですね。
スローの曲は、バーで流れてたら良い雰囲気。
「イン・ユア・オウン・スウィート・ウェイ」は、
学生の頃コピーしました。
ウェスは、オクターヴ奏法で有名になったギタリストですが、
シングル・トーンによるソロ、オクターヴ奏法、コード奏法をミックスした、
とてもバランスの良い演奏を聞かせます。
メロディーを和音で組み立てていく部分は、
ロックギターではありえないもので、新鮮でした。
当時はジャズライフ読んでました('-'*)フフ
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『カインド・オブ・ブルー+1』 マイルス・デイビス
全世界で累計1000万枚を売り上げているジャズの名盤中の名盤。このアルバムで今日のメイン・ストリームにまで通じるモードという奏法が確立された。エヴァンスとコルトレーンという2人の巨人が参加している。
■曲目リスト
1. ソー・ホワット
2. フレディ・フリーローダー
3. ブルー・イン・グリーン
4. オール・ブルース
5. フラメンコ・スケッチ
-ボーナストラック-
6. フラメンコ・スケッチ(別テイク)
1959年に録音、同年コロムビア・レコードから発表されたマイルス・デイビスの代表作。
モード・ジャズを探求したマイルスの完成系としても有名。
バンドメンバーには、ジョン・コルトレーン(テナーサックス)、ビル・エヴァンス(ピアノ)という
モダンジャズ・ジャイアンツ3人を擁している。←すごい
全世界で累計1000万枚を超える売上げを記録する、
ジャズ100年の歴史においても頂点を極める最高傑作。
モード・ジャズとは、曲のコード進行をなくして、
あるスケール(音階)にしたがってアドリブ(即興演奏)をするという手法だ。
新たな手法といっても奇抜な音ではなく、とても繊細な美しさがあるのが特徴だ。
今聞くとむしろとても自然な演奏で心地よい。
悪く言えばジャズのエキサイティングさにはかけるのだが・・・
BGMとしてゆったり聞くのにオススメです。
▲ソー・ホワット
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『ビッチェズ・ブリュー+1』 マイルス・デイビス
マイルス初のゴールド・ディスクとなった1969年録音の名盤。ロックや電子楽器、ポリリズムなどを取り入れたことでその後のフュージョン・ジャズを導いた彼の最高傑作のひとつ。20世紀の音楽史に残る革命的作品。
■曲目リスト
ディスク:1
1. ファラオズ・ダンス
2. ビッチェズ・ブリュー
ディスク:2
1. スパニッシュ・キー
2. ジョン・マクラフリン
3. マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン
4. サンクチュアリ
-ボーナストラック-
5. フェイオ
マイルス・デイヴィスが1970年に発表した2枚組のエレクトリック・ジャズ・アルバム。
『カインド・オブ・ブルー』と並ぶマイルス最大のヒット作であると同時に、
ジャズ界を越えて音楽界に革命をもたらした最高傑作である。
16ビートを基調としロックやファンクの要素をとりいれたサウンドは、フュージョンの先駆けとも評されたが、
今聞いても新しく、唯一無二のものであったことがわかる。
メンバーには、チック・コリア(エレクトリックピアノ)やジョン・マクラフリン(エレクトリックギター)なども擁し、
最初から最後まで異常にハイテンションな演奏が続く。
自分も初めて『ビッチェズ・ブリュー』を聞いたときはぶっとんだ・・・(汗
特にロックやファンク、前衛音楽なんかが好きな人にはバッチリはまる内容じゃないだろうか。
ジャズ界からは若干・・・だったようですが。
アルバムジャケットの絵画も印象的で素晴らしい。
トータルアートを感じさせるあたり、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を想像させるし、
ほんと、60年〜70年代の音楽は何もかもすごすぎる・・・。もうあんな時代は来ないでしょうね。
なお、リリース後マイルスは、ワイト島ミュージック・フェスティバルにも参加している。
ジミ・ヘンドリックスやザ・フー、フリー、ドアーズなどロックアーティストと同じステージに立ち、
「Call It Anything」と題し『ビッチェズ・ブリュー』からの3曲も含むメドレーを演奏した。
伝説のライブDVDでてます。が演奏シーンがかなり少ないようです。
ちゃんとしたの出せ!
ワイト島1970~輝かしきロックの残像~ [DVD]
▲ワイト島「Call It Anything」
しかし観客の数がすごいな・・・
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