マイルス・デイビス

『カインド・オブ・ブルー+1』 マイルス・デイビス

カインド・オブ・ブルー(Kind Of Blue)/マイルス・デイビス(Miles Davis)
マイルス・デイビス(Miles Davis)

全世界で累計1000万枚を売り上げているジャズの名盤中の名盤。このアルバムで今日のメイン・ストリームにまで通じるモードという奏法が確立された。エヴァンスとコルトレーンという2人の巨人が参加している。

■曲目リスト
1. ソー・ホワット
2. フレディ・フリーローダー
3. ブルー・イン・グリーン
4. オール・ブルース
5. フラメンコ・スケッチ
-ボーナストラック-
6. フラメンコ・スケッチ(別テイク)


1959年に録音、同年コロムビア・レコードから発表されたマイルス・デイビスの代表作。
モード・ジャズを探求したマイルスの完成系としても有名。


バンドメンバーには、ジョン・コルトレーン(テナーサックス)、ビル・エヴァンス(ピアノ)という
モダンジャズ・ジャイアンツ3人を擁している。←すごい
全世界で累計1000万枚を超える売上げを記録する、
ジャズ100年の歴史においても頂点を極める最高傑作。


モード・ジャズとは、曲のコード進行をなくして、
あるスケール(音階)にしたがってアドリブ(即興演奏)をするという手法だ。
新たな手法といっても奇抜な音ではなく、とても繊細な美しさがあるのが特徴だ。


今聞くとむしろとても自然な演奏で心地よい。
悪く言えばジャズのエキサイティングさにはかけるのだが・・・

BGMとしてゆったり聞くのにオススメです。



▲ソー・ホワット


2007年12月29日 16:37

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『ビッチェズ・ブリュー+1』 マイルス・デイビス

ビッチェズ・ブリュー(Bitches Brew)/マイルス・デイビス(Miles Davis)
マイルス・デイビス(Miles Davis)

マイルス初のゴールド・ディスクとなった1969年録音の名盤。ロックや電子楽器、ポリリズムなどを取り入れたことでその後のフュージョン・ジャズを導いた彼の最高傑作のひとつ。20世紀の音楽史に残る革命的作品。

■曲目リスト
ディスク:1
1. ファラオズ・ダンス
2. ビッチェズ・ブリュー
ディスク:2
1. スパニッシュ・キー
2. ジョン・マクラフリン
3. マイルス・ランズ・ザ・ヴードゥー・ダウン
4. サンクチュアリ
-ボーナストラック-
5. フェイオ


マイルス・デイヴィスが1970年に発表した2枚組のエレクトリック・ジャズ・アルバム。
『カインド・オブ・ブルー』と並ぶマイルス最大のヒット作であると同時に、
ジャズ界を越えて音楽界に革命をもたらした最高傑作である。

16ビートを基調としロックやファンクの要素をとりいれたサウンドは、フュージョンの先駆けとも評されたが、
今聞いても新しく、唯一無二のものであったことがわかる。


メンバーには、チック・コリア(エレクトリックピアノ)やジョン・マクラフリン(エレクトリックギター)なども擁し、
最初から最後まで異常にハイテンションな演奏が続く。


自分も初めて『ビッチェズ・ブリュー』を聞いたときはぶっとんだ・・・(汗
特にロックやファンク、前衛音楽なんかが好きな人にはバッチリはまる内容じゃないだろうか。
ジャズ界からは若干・・・だったようですが。


アルバムジャケットの絵画も印象的で素晴らしい。
トータルアートを感じさせるあたり、ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を想像させるし、
ほんと、60年〜70年代の音楽は何もかもすごすぎる・・・。もうあんな時代は来ないでしょうね。


なお、リリース後マイルスは、ワイト島ミュージック・フェスティバルにも参加している。
ジミ・ヘンドリックスやザ・フー、フリー、ドアーズなどロックアーティストと同じステージに立ち、
「Call It Anything」と題し『ビッチェズ・ブリュー』からの3曲も含むメドレーを演奏した。


伝説のライブDVDでてます。が演奏シーンがかなり少ないようです。
ちゃんとしたの出せ!
ワイト島1970~輝かしきロックの残像~ [DVD]
ワイト島1970~輝かしきロックの残像~ [DVD]



▲ワイト島「Call It Anything」
しかし観客の数がすごいな・・・


2007年12月30日 11:40

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