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2008年12月23日

『クリスマス・ベスト』 ジャクソン5

クリスマス・ベスト(The Christmas Collection)/ジャクソン5(Jackson 5)   クリスマス・ベスト(The Christmas Collection)/
ジャクソン5(Jackson 5)
オススメ度5
弱冠8歳のマイケルをリード・ヴォーカルに、1966年に結成された史上最強兄弟グループの最新クリスマス企画盤。お馴染みのクリスマス・ソングを抜群のコーラスで聴かせてくれる。従来作品に1曲を追加。

■曲目リスト
1. あなたに楽しいクリスマスを
2. サンタが町にやってくる
3. クリスマス・ソング
4. 屋根に登ろう
5. フロスティ・ザ・スノウマン
6. リトル・ドラマー・ボーイ
7. 赤鼻のトナカイ
8. 予期せぬクリスマス
9. クリスマスに愛を贈ろう
10. 想い出のクリスマス
11. ママがサンタにキスをした
12. リトル・クリスマス・ツリー (ボーナス・トラック)



『アイル・ビー・ゼア』と『さよならは言わないで』の間、
1970年11月15日に発表されたジャクソン5のクリスマス・アルバム。
性急に作られた企画アルバムではあるが、出来はとても良い。
幼いマイケルが歌っていることで、暖かくて楽しげなアルバムに仕上がっている。

どんな曲も自分のものにして歌いこなすマイケルの歌唱力には、改めて驚かされる。
できればもっとマイケルのソロを増やして欲しかったが。


なんと言ってもリズミカルに変身したおなじみの「2. サンタが町にやってくる」、
感情豊かに堂々と歌い上げる「11. ママがサンタにキスをした」は抜群にいい!
現在でもクリスマスの時期には、TV番組のBGMなどで頻繁に使われているので、
みんな知らずに聞いているはず。

モータウンのオリジナル・クリスマス・ソング「9. クリスマスに愛を贈ろう」も、綺麗なメロディが印象的。
しっとりしたバラードもマイケルには、バッチリ合っている。


残念なのは1曲が短いこと・・・もっと長く聞いていたいのに!と思わされてしまう。


▼紙ジャケット仕様
※紙ジャケットを楽しみたい人は、こちらがオススメ。
クリスマス・アルバム(The Christmas Collection)/ジャクソン5(Jackson 5)
米国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入



「Santa Claus Is Coming To Town」


2008年12月21日

『ダンシング・マシーン/ムーヴィング・ヴァイオレーション+2』 ジャクソン5

ダンシング・マシーン/ムーヴィング・ヴァイオレーション+2(Dancing Machine/Moving Violation)/ジャクソン5(Jackson 5)   ダンシング・マシーン/ムーヴィング・ヴァイオレーション+2(Dancing Machine/Moving Violation)/
ジャクソン5(Jackson 5)
オススメ度4
1974年発表の『ダンシング・マシーン』と、モータウンでのラスト・アルバム『ムーヴィング・ヴァイオレーション+2』をカップリングした、ジャクソン5のアルバム。シングル・ヒット曲「ダンシング・マシーン」他、多数のヒット曲を収録。

■曲目リスト

「ダンシング・マシーン」
1. アイ・アム・ラヴ
2. ホワットエヴァー・ユー・ガット、アイ・ウォント
3. シーズ・ア・リズム・チャイルド
4. ダンシング・マシーン
5. ザ・ライフ・オブ・ア・パーティ
6. ホワット・ユー・ドント・ノウ
7. イフ・アイ・ドント・ラヴ・ユー・ジス・ウェイ
8. イット・オール・ビギンズ・アンド・エンズ・ウィズ・ラヴ
9. ザ・ミラーズ・オブ・マイ・マインド
「ムーヴィング・ヴァイオレーション」
10. フォーエヴァー・ケイム・トゥデイ
11. ムーヴィング・ヴァイオレーション
12. エスペシャリー・フォー・ユー
13. ハニー・ラヴ
14. ボディ・ランゲージ
15. オール・アイ・ドゥ・イズ・シンク・オブ・ユー
16. ブリージー
17. コール・オブ・ザ・ワイルド
18. タイム・エクスプロージョン
19. スルー・シック・アンド・シン(ボーナス・トラック)
20. フォーエヴァー・ケイム・トゥデイ(ディスコテック#3 ヴァージョン)(ボーナス・トラック)



堂々全米2位の「ダンシング・マシーン」、「ホワットエヴァー・ユー・ガット、アイ・ウォント」(38位)、「アイ・アム・ラヴ」(15位)などのシングル・ヒットを収録。
ジャクソン5名義としてのラスト・ワークだ。


『ダンシング・マシーン』は、前作にも収録されていた「ダンシング・マシーン」のリミックス・シングルが、
全米チャートで2位を記録したことを受けて企画されたアルバムだ。
しばらくビッグ・ヒットに恵まれなかったジャクソン5だったが、
この「ダンシング・マシーン」でダンス・ミュージック・グループとして、再び若い聴衆を惹き付けたのだった。


『ムーヴィング・ヴァイオレーション』は、9枚目のスタジオ盤にして、
ジャクソン5名義の、そしてモータウンに残したラスト・アルバムだ。
前作に続いて、当時の流行に乗っかったディスコ・ミュージック。
機械的な楽曲は、今となっては古臭さを感じるサウンドになってしまっているが、
シュープリームスのヒット曲のカバー「フォーエヴァー・ケイム・トゥデイ」は、キャッチーで際立っている。


▼紙ジャケット仕様
※各オリジナルジャケットを楽しみたい人は、こちらがオススメ。
ディスクは1枚です。
ダンシング・マシーン/ムーヴィング・ヴァイオレーション+2(Dancing Machine/Moving Violation)/ジャクソン5(Jackson 5)ダンシング・マシーン/ムーヴィング・ヴァイオレーション+2(Dancing Machine/Moving Violation)/ジャクソン5(Jackson 5)
米国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様(2種同梱)
米国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入


『スカイライター/ゲット・イット・トゥゲザー+3』 ジャクソン5

スカイライター/ゲット・イット・トゥゲザー+3(Skywriter/Get It Together)/ジャクソン5(Jackson 5)   スカイライター/ゲット・イット・トゥゲザー+3(Skywriter/Get It Together)/
ジャクソン5(Jackson 5)
オススメ度4
1972年発表の『スカイライター』と、1973年発表の『ゲット・イット・トゥゲザー+3』をカップリングした、ジャクソン5のアルバム。シングル・ヒット曲「コーナー・オブ・ザ・スカイ」他、多数のヒット曲を収録。

■曲目リスト
「スカイライター」
1. スカイライター
2. ハレルヤ・デイ
3. ザ・ブギー・マン
4. タッチ
5. コーナー・オブ・ザ・スカイ
6. アイ・キャント・クイット・ユア・ラヴ
7. アッパーモスト
8. ワールド・オブ・サンシャイン
9. ウー、アイド・ラヴ・トゥ・ビー・ウィズ・ユー
10. ユー・メイド・ミー・ホワット・アイ・アム
「ゲット・イット・トゥゲザー」
11. ゲット・イット・トゥゲザー
12. ドント・セイ・グッド・バイ・アゲイン
13. リフレクションズ
14. ハム・アロング・アンド・ダンス
15. ママ・アイ・ガッタ・ブランド・ニュー・シング
16. イッツ・トゥー・レイト・トゥ・チェンジ・タイム
17. ユー・ニード・ラヴ・ライク・アイ・ドゥ
18. ダンシング・マシーン
19. プライド&ジョイ(ボーナス・トラック)
20. ラヴズ・ゴーン・バッド(ボーナス・トラック)
21. ラヴ・イズ・ザ・シング・ユー・ニード(ボーナス・トラック)



「コーナー・オブ・ザ・スカイ」(全米18位)、「ハレルヤ・デイ」(全米28位)、「ゲット・イット・トゥゲザー」(全米28位)のシングル・ヒットを収録。


マイケル、ついに声変わり到来。
『スカイライター』はジャクソン5の過渡期にあるアルバムだ。
マイケルは変声期を迎え、ここでは後のマイケルと子供のマイケルの声が混ざったような歌声だ。
そしてもう1つ顕著な変化は、ダンス・ミュージックへの傾倒。
ソウルな楽曲は影を潜め、時代を反映させたディスコ・ミュージックへ方向転換。
キッズ・グループからの脱却を図ったアルバムと言えるだろう。

そんな中でも、シングルではないが「アイ・キャント・クイット・ユア・ラヴ」は秀逸。


様々な変化があり寂しさも感じるアルバムだが、
80年代にソロで超大ブレイクするマイケルの方向性を生んだのは、
まさしくこの『スカイライター』だろう。そういった意味では記念碑的アルバムなのだ。


『ゲット・イット・トゥゲザー』では、迷いを振り切ったかのように、
さらにダンス・ビートにまっしぐら。
マイケル、声変わり完了!
歌唱法も後のマイケルを思わせるものがあり、彼独特の「ンダッ」というリズムをとる息遣いも聞かれる。
無機質なサウンドは当時は最先端のものだったが、徹底した分だけ今聞くと逆に古さも感じる。

大きなヒットから遠ざかっていたジャクソン5だが、
『ゲット・イット・トゥゲザー』には後に全米No.2となる「ダンシング・マシーン」のロング・バージョンが収録されている。
・・・う〜ぱっきゅるぱっ!


▼紙ジャケット仕様
※各オリジナルジャケットを楽しみたい人は、こちらがオススメ。
ディスクは1枚です。
スカイライター/ゲット・イット・トゥゲザー+3(Skywriter/Get It Together)/ジャクソン5(Jackson 5)スカイライター/ゲット・イット・トゥゲザー+3(Skywriter/Get It Together)/ジャクソン5(Jackson 5)
米国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様(2種同梱)
米国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入


『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2』 ジャクソン5

ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2(Goin' Back to Indiana/LookingThrough the Windows)/ジャクソン5(Jackson 5)   ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2(Goin' Back to Indiana/LookingThrough the Windows)/
ジャクソン5(Jackson 5)
オススメ度5
1971年発表のテレビ・スペシャル・サントラ『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ』と、1972年発表の『窓辺のデート』をカップリングした、ジャクソン5の作品を復刻。「リトル・ビティ・プリティ・ワン」他、多数のヒット曲を収録。

■曲目リスト
=ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ=
1. 帰ってほしいの(ビル・コスビーとトミー・スマザーズによる紹介)
2. メイビー・トゥモロー(ビル・コスビーによる紹介)
3. ザ・デイ・バスケットボール・ワズ・セイヴド(ロージー・グライヤーによる紹介)
4. スタンド
5. アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー
6. フィーリング・オールライト
7. メドレー:ウォーク・オン|小さな経験
8. ゴーイン・バック・トゥ・インディアナ
=ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ(窓辺のデート)=
9. エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング
10. 窓辺のデート
11. ドント・レット・ユア・ベイビー・キャッチ・ユー
12. トゥ・ノウ
13. ドクター・マイ・アイズ
14. リトル・ビティ・プリティ・ワン
15. エ・ネ・メ・ネミ・ネ・モー
16. イフ・アイ・ハブ・トゥ・ムーヴ・ア・マウンテン
17. ドント・ウォント・トゥ・シー・ユー・トゥモロー
18. チルドレン・オブ・ザ・ライト
19. 窓アイ・キャン・オンリー・ギヴ・ユア・ラヴ
20. ラヴ・ソング(ボーナス・トラック)
21. フーズ・ラヴィング・ユー(ライヴ・イン・ゲイリー、インディアナ)(ボーナス・トラック)



全米13位「リトル・ビティ・プリティ・ワン」、全米16位「窓辺のデート」などのシングル・ヒット曲を収録。


『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ』は、1971年9月19日にABCで放映された
ジャクソン5のTV特別番組を収録したライブ・アルバム。
アメリカでリリースされた唯一のライヴ・アルバムであると同時に、
人気絶頂期の彼らの生の歌、生の演奏が聴ける貴重なアルバムとなっている。
・1-3・・・ABC-TVスペシャル・スタジオ・ライブ(1971年9月19日放映)
・4-8・・・インディアナ・ホームカミング・コンサート(1971年5月29日)


何より驚かされるのは、やはりマイケルの突出した歌唱力。
デビュー当時よりも少し太くなった声で、「帰ってほしいの」をオリジナル・キーで力強く歌いこなす様は感服。
バラード「メイビー・トゥモロー」のクオリティの高い生演奏が聴けるのも目玉。
ホール・ライブは客の盛り上がりもすごく、「ゴーイン・バック・トゥ・インディアナ」の弾けるようなマイケルの歌が気持ちいい。

リイシューを機に、ボーナス・トラックとして同じコンサートから「フーズ・ラヴィング・ユー」も収録されている。
この難曲を、ライブでここまで完璧に歌いこなすのは、天才としか言いようが無い。
それもまだ子供・・・、というのが信じられない。
奇跡だ!


ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ』は、声変わり前のマイケルが聞ける最後のアルバムだ。

タイトル曲の「窓辺のデート」は、マイナー調で始まるこれまでにないシリアスな大人の雰囲気の曲。
サビでメジャーへいってガラっと雰囲気がかわるあたりもカッコイイ。


ボーカルを聞いていて分かるのは、マイケルの声のキーが、下がってきていること。
開放されて、どこまでもいけるような高音成分の強いシャウトが特徴だったが、
ここでは腹筋を目いっぱい使って、限界に近いところで出している。
同年に発表の次作『スカイライター』ではかなり声が変わっているし、
ライブで歌われる「窓辺のデート」は、どれも高音部分をフェイクして下げて歌っている。
このことからも、この時期を少しでも逃したら、このアルバムは無かったのだ。
そう思うと、貴重な音の記録という気がしてくる。


ちなみに、発売された当時のアルバム邦題は『かわいい悪魔』、のちに『窓辺のデート』となった。
さらに最近はそのまま『ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ』という表記に・・・。
楽曲タイトルに関しても言えることだが、混乱するのでこうしたことは統一して欲しい。


▼紙ジャケット仕様
※各オリジナルジャケットを楽しみたい人は、こちらがオススメ。
ディスクは1枚です。
ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2(Goin' Back to Indiana/LookingThrough the Windows)/ジャクソン5(Jackson 5)ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2(Goin' Back to Indiana/LookingThrough the Windows)/ジャクソン5(Jackson 5)
米国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様(2種同梱)
米国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入



「Lookin' through the windows」


2008年12月18日

『アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2』 ジャクソン5

アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2(Third Album/Maybe Tomorrow)/ジャクソン5(Jackson 5)   アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2(Third Album/Maybe Tomorrow)/
ジャクソン5(Jackson 5)
オススメ度5
全米第4位獲得の、1970年発表のサード・アルバム『アイル・ビー・ゼア』と、同年の全米第11位獲得の第4弾アルバム『さよならは言わないで』をカップリングした、ジャクソン5の作品を復刻。全米第1位を獲得した「アイル・ビー・ゼア」他、多数のヒット曲を収録。

■曲目リスト
=アイル・ビー・ゼア=
1. アイル・ビー・ゼア
2. レディ・オア・ノット
3. オー・ハウ・ハッピー
4. 明日に架ける橋
5. 朝のデート
6. インディアナへ帰ろう
7. ハウ・ファンキー・イズ・ユア・チキン
8. ママズ・パール
9. リーチ・イン
10. まぼろしの恋
11. ダーリング・ディア
=さよならは言わないで=
12. きっと明日は
13. シーズ・グッド
14. さよならは言わないで
15. ザ・ウォール
16. ペタルズ
17. シックスティーン・キャンドルズ
18. ブルー・スカイズ
19. マイ・リトル・ベイビー
20. イッツ・グレイト・トゥ・ビー・ヒア
21. ハニー・チャイル
22. アイ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ
23. シュガー・ダディ (ボーナス・トラック)
24. アイム・ソー・ハッピー (ボーナス・トラック)



「2 CLASSIC ALBUMS on 1 CD」シリーズの第2弾
全米No.1ヒットとなった「アイル・ビー・ゼア」、全米2位の「ママズ・パール」、
同じく「さよならは言わないで」を収録!

マイケルのキャリアの中でも、ボーカルが素晴らしく最高傑作と言える2枚だ。(一般的にではない)


ソウル・シンガー・マイケル絶好調
ジャクソン5の3枚目、4枚目のアルバムでは、
バラード系の曲にも挑戦し、ロマンティックなグループに変身させている。

より磨きのかかったマイケルのボーカルは、
ソウルフルであると同時に、大人の切なさというものまで表現しているように感じる。
「アイル・ビー・ゼア」「きっと明日は」「さよならは言わないで」などは、特に素晴らしい。
まだ色々な経験をしてもいない小さな子供が、
どうしてこんな魂を揺さぶる歌が歌えるのだろう?


初のバラッド・ヒットとなった「アイル・ビー・ゼア」は、全米No.1の座に5週間も留まり、
400万枚以上の売上を記録し、ジャクソン5としても、モータウンにとっても、
全米チャート上で最も売れたヒット曲となった。


昨今は日本でもR&Bなどが流行っているが、
表面的な部分を真似ているだけのものが多いのが現状。
やはり本物は違う。

ビートルズといいマイケルといい、長年世界で聞き親しまれる音楽には、
飾り無しの本質的な部分で、こころの奥深くに働きかけるものがある。


ということで、
『アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2』は、
マイケル・ジャクソンのベスト・ボーカルが聞けるアルバムの1つといえるだろう。
子供だからと言う先入観を捨てて聞いてみて欲しい。


▼紙ジャケット仕様
※各オリジナルジャケットを楽しみたい人は、こちらがオススメ。
ディスクは1枚です。
アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2(Third Album/Maybe Tomorrow)/ジャクソン5(Jackson 5)アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2(Third Album/Maybe Tomorrow)/ジャクソン5(Jackson 5)
米国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様(2種同梱)
米国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入



「アイル・ビー・ゼア」


『帰ってほしいの/ABC+1』 ジャクソン5

帰ってほしいの/ABC+1(Diana Ross Presents the Jackson 5/ABC)/ジャクソン5(Jackson 5)   帰ってほしいの/ABC+1(Diana Ross Presents the Jackson 5/ABC)/
ジャクソン5(Jackson 5)
オススメ度5
全米第5位獲得の、1969年発表のデビュー・アルバム『帰ってほしいの』と、全米第4位獲得の、1970年発表のセカンド・アルバム『ABC』をカップリングした、ジャクソン5のアルバム。全米第1位シングル・ヒット曲「ABC」他、多数のヒット曲を収録。

■曲目リスト
=帰ってほしいの=
1. ジッパ・ディー・ドゥー・ダー
2. ノーバディ
3. 帰ってほしいの
4. キャン・ユー・リメンバー
5. シャドウズ・オブ・ラヴ
6. ユーヴ・チェンジド
7. マイ・シェリー・アモール
8. フーズ・ラヴィン・ユー
9. チェインド
10. アイム・ルージング・ユー
11. スタンド
12. ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
=ABC=
13. 小さな経験
14. ワン・モア・チャンス
15. ABC
16. 2-4-6-8
17. アイム・ザ・ワン
18. ドント・ノウ・ホワイ
19. 夢の中の君
20. トゥルー・ラヴ
21. ララは愛の言葉
22. アイル・ベット・ユー
23. アイ・ファウンド・ザット・ガール
24. ヤング・フォークス
25. オー、アイヴ・ビーン・ブレスト(ボーナス・トラック)



「2 CLASSIC ALBUMS on 1 CD」
ジャクソン5の「2 CLASSIC ALBUMS on 1 CD」シリーズの第一弾。
2枚のアルバムを、1枚で聞けるお得な企画だ。
ジャケットは今回用に新調されたもので、
オリジナル・ジャケットは、裏ジャケット、及びライナーノーツに掲載されています。


全米No.1が3曲
全米No.1を記録したデビュー曲「帰ってほしいの」、
連続No.1のセカンド・シングル「ABC」、サード・シングル「小さな経験」を収録。
ジャクソン5が全米No.1を獲得した4曲のうち3曲が聴ける、とても内容の濃い2枚となっている。

マイケル・ジャクソンの歌手としての最初のキャリアを記録しているという意味でも、
記念すべき作品だ。


神童マイケル・ジャクソン
1969年10月7日にリリースされたデビュー曲「帰ってほしいの (I Want You Back)」では、
まだ11歳のマイケルのボーカルが聞けるが、
かわいい声とソウルフルで感情のこもったボーカルの対比がすごい。

子供の歌手が売れることは時々あるものだが、
ほとんどは可愛いさが受けて、、と言うことになるが、
マイケルの場合は、そこに大人顔負けの完璧な歌唱力が加わっている。
 正に神童。

「8. フーズ・ラヴィン・ユー」のような難しい曲を、完全に自分のものにしているのは驚きの一言だ。


正直、日本人の一流の歌手の中で、まだ11歳の頃のマイケルにも太刀打ちできる人はいないのではないか。
ものすごい努力家で知られるマイケル、
天才がさらに人の何倍も努力をするんだから、勝てるはずが無い。


マイケルの長いキャリアの中では、ソロとしてエピック/ソニー時代に発表した「スリラー」などのアルバムのが、
セールス的には遥かに大成功している。
しかし、純粋に歌唱という部分で見た場合、
ジャクソン5時代のそれは、素直で感情がこもっていて素晴らしい。

見た目と平行して、歌もどんどん機械的になっていくのだが、
まだこの頃は人間くささがあって、変にほっとさせられるし、
それゆえにこころに響くものが多い。


特に声変わりをするまでのマイケルは、世界のトップ・ボーカリストの一人と言って間違いないだろう。
もちろんその後の彼も素晴らしいが・・・・


▼紙ジャケット仕様
※各オリジナルジャケットを楽しみたい人は、こちらがオススメ。
ディスクは1枚です。
帰ってほしいの/ABC+1(Diana Ross Presents the Jackson 5/ABC)/ジャクソン5(Jackson 5)帰ってほしいの/ABC+1(Diana Ross Presents the Jackson 5/ABC)/ジャクソン5(Jackson 5)
米国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様(2種同梱)
米国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入



「帰ってほしいの (I Want You Back)」


2008年12月08日

Grow old with me ジョン・レノン

学生の頃、友達が好きな曲をテープに選んでくれたことがあった。
その中に入ってたジョン・レノンのラブソング。


決して有名な曲とはいえない。
デモのまま完成することもなかった曲ですが、
こころに響くとてもいい曲です。


30代後半を迎えたジョンが「一緒に歳を重ねていこう」と優しく、
せつせつと愛する人に歌う。


当時聞いた時よりもほっとするのは、
自分も少し歳を重ねたせいなのかもね。


『Grow Old With Me』試聴/ダウンロード


『ミルク・アンド・ハニー』 ジョン・レノン
ミルク・アンド・ハニー(Milk and Honey)/ジョン・レノン(John Lennon)
ジョン・レノン(John Lennon)

ジョンの死から4年後にあたる1984年にリリースされた本作『Milk And Honey』(邦題『ミルク&ハニー』)は、有名なアルバム『Double Fantasy』(邦題『ダブル・ファンタジー』)の姉妹編として受け止めるのがいちばんだろう。『Double Fantasy』と同様、ジョンとヨーコがそれぞれ独自につくった曲が同じ数だけ並んでいる。

1. アイム・ステッピング・アウト
2. スリープレス・ナイト
3. アイ・ドント・ワナ・フェイス・イット
4. ドント・ビー・スケアード
5. ノーバディ・トールド・ミー
6. オー・サニティ
7. ボロウド・タイム
8. ユア・ハンズ
9. マイ・リトル・フラワー・プリンセス
10. レット・ミー・カウント・ザ・ウェイズ
11. グロウ・オールド・ウィズ・ミー
12. ユアー・ザ・ワン
13. 男は誰もが
14. アイム・ステッピング・アウト(ホーム・ヴァージョン)
15. アイム・ムーヴィング・オン(ホーム・デモ)
16. ジョン&ヨーコ インタビュー(1980年12月8日)


内なる小宇宙〜MICROCOSM〜 【キューブくん.net メモリアル】
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