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『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2』 ジャクソン5
ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2(Goin' Back to Indiana/LookingThrough the Windows)/ ジャクソン5(Jackson 5) 1971年発表のテレビ・スペシャル・サントラ『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ』と、1972年発表の『窓辺のデート』をカップリングした、ジャクソン5の作品を復刻。「リトル・ビティ・プリティ・ワン」他、多数のヒット曲を収録。 |
■曲目リスト
=ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ=
1. 帰ってほしいの(ビル・コスビーとトミー・スマザーズによる紹介)
2. メイビー・トゥモロー(ビル・コスビーによる紹介)
3. ザ・デイ・バスケットボール・ワズ・セイヴド(ロージー・グライヤーによる紹介)
4. スタンド
5. アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー
6. フィーリング・オールライト
7. メドレー:ウォーク・オン|小さな経験
8. ゴーイン・バック・トゥ・インディアナ
=ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ(窓辺のデート)=
9. エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング
10. 窓辺のデート
11. ドント・レット・ユア・ベイビー・キャッチ・ユー
12. トゥ・ノウ
13. ドクター・マイ・アイズ
14. リトル・ビティ・プリティ・ワン
15. エ・ネ・メ・ネミ・ネ・モー
16. イフ・アイ・ハブ・トゥ・ムーヴ・ア・マウンテン
17. ドント・ウォント・トゥ・シー・ユー・トゥモロー
18. チルドレン・オブ・ザ・ライト
19. 窓アイ・キャン・オンリー・ギヴ・ユア・ラヴ
20. ラヴ・ソング(ボーナス・トラック)
21. フーズ・ラヴィング・ユー(ライヴ・イン・ゲイリー、インディアナ)(ボーナス・トラック)
全米13位「リトル・ビティ・プリティ・ワン」、全米16位「窓辺のデート」などのシングル・ヒット曲を収録。
『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ』は、1971年9月19日にABCで放映された
ジャクソン5のTV特別番組を収録したライブ・アルバム。
アメリカでリリースされた唯一のライヴ・アルバムであると同時に、
人気絶頂期の彼らの生の歌、生の演奏が聴ける貴重なアルバムとなっている。
・1-3・・・ABC-TVスペシャル・スタジオ・ライブ(1971年9月19日放映)
・4-8・・・インディアナ・ホームカミング・コンサート(1971年5月29日)
何より驚かされるのは、やはりマイケルの突出した歌唱力。
デビュー当時よりも少し太くなった声で、「帰ってほしいの」をオリジナル・キーで力強く歌いこなす様は感服。
バラード「メイビー・トゥモロー」のクオリティの高い生演奏が聴けるのも目玉。
ホール・ライブは客の盛り上がりもすごく、「ゴーイン・バック・トゥ・インディアナ」の弾けるようなマイケルの歌が気持ちいい。
リイシューを機に、ボーナス・トラックとして同じコンサートから「フーズ・ラヴィング・ユー」も収録されている。
この難曲を、ライブでここまで完璧に歌いこなすのは、天才としか言いようが無い。
それもまだ子供・・・、というのが信じられない。
奇跡だ!
『ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ』は、声変わり前のマイケルが聞ける最後のアルバムだ。
タイトル曲の「窓辺のデート」は、マイナー調で始まるこれまでにないシリアスな大人の雰囲気の曲。
サビでメジャーへいってガラっと雰囲気がかわるあたりもカッコイイ。
ボーカルを聞いていて分かるのは、マイケルの声のキーが、下がってきていること。
開放されて、どこまでもいけるような高音成分の強いシャウトが特徴だったが、
ここでは腹筋を目いっぱい使って、限界に近いところで出している。
同年に発表の次作『スカイライター』ではかなり声が変わっているし、
ライブで歌われる「窓辺のデート」は、どれも高音部分をフェイクして下げて歌っている。
このことからも、この時期を少しでも逃したら、このアルバムは無かったのだ。
そう思うと、貴重な音の記録という気がしてくる。
ちなみに、発売された当時のアルバム邦題は『かわいい悪魔』、のちに『窓辺のデート』となった。
さらに最近はそのまま『ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ』という表記に・・・。
楽曲タイトルに関しても言えることだが、混乱するのでこうしたことは統一して欲しい。
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投稿者 SAKAKI : 2008年12月21日 16:46
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