ジャクソン5
『帰ってほしいの/ABC+1』 ジャクソン5
帰ってほしいの/ABC+1(Diana Ross Presents the Jackson 5/ABC)/ ジャクソン5(Jackson 5) 全米第5位獲得の、1969年発表のデビュー・アルバム『帰ってほしいの』と、全米第4位獲得の、1970年発表のセカンド・アルバム『ABC』をカップリングした、ジャクソン5のアルバム。全米第1位シングル・ヒット曲「ABC」他、多数のヒット曲を収録。 |
■曲目リスト
=帰ってほしいの=
1. ジッパ・ディー・ドゥー・ダー
2. ノーバディ
3. 帰ってほしいの
4. キャン・ユー・リメンバー
5. シャドウズ・オブ・ラヴ
6. ユーヴ・チェンジド
7. マイ・シェリー・アモール
8. フーズ・ラヴィン・ユー
9. チェインド
10. アイム・ルージング・ユー
11. スタンド
12. ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
=ABC=
13. 小さな経験
14. ワン・モア・チャンス
15. ABC
16. 2-4-6-8
17. アイム・ザ・ワン
18. ドント・ノウ・ホワイ
19. 夢の中の君
20. トゥルー・ラヴ
21. ララは愛の言葉
22. アイル・ベット・ユー
23. アイ・ファウンド・ザット・ガール
24. ヤング・フォークス
25. オー、アイヴ・ビーン・ブレスト(ボーナス・トラック)
「2 CLASSIC ALBUMS on 1 CD」
ジャクソン5の「2 CLASSIC ALBUMS on 1 CD」シリーズの第一弾。
2枚のアルバムを、1枚で聞けるお得な企画だ。
ジャケットは今回用に新調されたもので、
オリジナル・ジャケットは、裏ジャケット、及びライナーノーツに掲載されています。
全米No.1が3曲
全米No.1を記録したデビュー曲「帰ってほしいの」、
連続No.1のセカンド・シングル「ABC」、サード・シングル「小さな経験」を収録。
ジャクソン5が全米No.1を獲得した4曲のうち3曲が聴ける、とても内容の濃い2枚となっている。
マイケル・ジャクソンの歌手としての最初のキャリアを記録しているという意味でも、
記念すべき作品だ。
神童マイケル・ジャクソン
1969年10月7日にリリースされたデビュー曲「帰ってほしいの (I Want You Back)」では、
まだ11歳のマイケルのボーカルが聞けるが、
かわいい声とソウルフルで感情のこもったボーカルの対比がすごい。
子供の歌手が売れることは時々あるものだが、
ほとんどは可愛いさが受けて、、と言うことになるが、
マイケルの場合は、そこに大人顔負けの完璧な歌唱力が加わっている。
正に神童。
「8. フーズ・ラヴィン・ユー」のような難しい曲を、完全に自分のものにしているのは驚きの一言だ。
正直、日本人の一流の歌手の中で、まだ11歳の頃のマイケルにも太刀打ちできる人はいないのではないか。
ものすごい努力家で知られるマイケル、
天才がさらに人の何倍も努力をするんだから、勝てるはずが無い。
マイケルの長いキャリアの中では、ソロとしてエピック/ソニー時代に発表した「スリラー」などのアルバムのが、
セールス的には遥かに大成功している。
しかし、純粋に歌唱という部分で見た場合、
ジャクソン5時代のそれは、素直で感情がこもっていて素晴らしい。
見た目と平行して、歌もどんどん機械的になっていくのだが、
まだこの頃は人間くささがあって、変にほっとさせられるし、
それゆえにこころに響くものが多い。
特に声変わりをするまでのマイケルは、世界のトップ・ボーカリストの一人と言って間違いないだろう。
もちろんその後の彼も素晴らしいが・・・・
▼紙ジャケット仕様
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「帰ってほしいの (I Want You Back)」
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『アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2』 ジャクソン5
アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2(Third Album/Maybe Tomorrow)/ ジャクソン5(Jackson 5) 全米第4位獲得の、1970年発表のサード・アルバム『アイル・ビー・ゼア』と、同年の全米第11位獲得の第4弾アルバム『さよならは言わないで』をカップリングした、ジャクソン5の作品を復刻。全米第1位を獲得した「アイル・ビー・ゼア」他、多数のヒット曲を収録。 |
■曲目リスト
=アイル・ビー・ゼア=
1. アイル・ビー・ゼア
2. レディ・オア・ノット
3. オー・ハウ・ハッピー
4. 明日に架ける橋
5. 朝のデート
6. インディアナへ帰ろう
7. ハウ・ファンキー・イズ・ユア・チキン
8. ママズ・パール
9. リーチ・イン
10. まぼろしの恋
11. ダーリング・ディア
=さよならは言わないで=
12. きっと明日は
13. シーズ・グッド
14. さよならは言わないで
15. ザ・ウォール
16. ペタルズ
17. シックスティーン・キャンドルズ
18. ブルー・スカイズ
19. マイ・リトル・ベイビー
20. イッツ・グレイト・トゥ・ビー・ヒア
21. ハニー・チャイル
22. アイ・ウィル・ファインド・ア・ウェイ
23. シュガー・ダディ (ボーナス・トラック)
24. アイム・ソー・ハッピー (ボーナス・トラック)
「2 CLASSIC ALBUMS on 1 CD」シリーズの第2弾
全米No.1ヒットとなった「アイル・ビー・ゼア」、全米2位の「ママズ・パール」、
同じく「さよならは言わないで」を収録!
マイケルのキャリアの中でも、ボーカルが素晴らしく最高傑作と言える2枚だ。(一般的にではない)
ソウル・シンガー・マイケル絶好調
ジャクソン5の3枚目、4枚目のアルバムでは、
バラード系の曲にも挑戦し、ロマンティックなグループに変身させている。
より磨きのかかったマイケルのボーカルは、
ソウルフルであると同時に、大人の切なさというものまで表現しているように感じる。
「アイル・ビー・ゼア」「きっと明日は」「さよならは言わないで」などは、特に素晴らしい。
まだ色々な経験をしてもいない小さな子供が、
どうしてこんな魂を揺さぶる歌が歌えるのだろう?
初のバラッド・ヒットとなった「アイル・ビー・ゼア」は、全米No.1の座に5週間も留まり、
400万枚以上の売上を記録し、ジャクソン5としても、モータウンにとっても、
全米チャート上で最も売れたヒット曲となった。
昨今は日本でもR&Bなどが流行っているが、
表面的な部分を真似ているだけのものが多いのが現状。
やはり本物は違う。
ビートルズといいマイケルといい、長年世界で聞き親しまれる音楽には、
飾り無しの本質的な部分で、こころの奥深くに働きかけるものがある。
ということで、
『アイル・ビー・ゼア/さよならは言わないで+2』は、
マイケル・ジャクソンのベスト・ボーカルが聞けるアルバムの1つといえるだろう。
子供だからと言う先入観を捨てて聞いてみて欲しい。
▼紙ジャケット仕様
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「アイル・ビー・ゼア」
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『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2』 ジャクソン5
ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ/ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ+2(Goin' Back to Indiana/LookingThrough the Windows)/ ジャクソン5(Jackson 5) 1971年発表のテレビ・スペシャル・サントラ『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ』と、1972年発表の『窓辺のデート』をカップリングした、ジャクソン5の作品を復刻。「リトル・ビティ・プリティ・ワン」他、多数のヒット曲を収録。 |
■曲目リスト
=ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ=
1. 帰ってほしいの(ビル・コスビーとトミー・スマザーズによる紹介)
2. メイビー・トゥモロー(ビル・コスビーによる紹介)
3. ザ・デイ・バスケットボール・ワズ・セイヴド(ロージー・グライヤーによる紹介)
4. スタンド
5. アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー
6. フィーリング・オールライト
7. メドレー:ウォーク・オン|小さな経験
8. ゴーイン・バック・トゥ・インディアナ
=ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ(窓辺のデート)=
9. エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング
10. 窓辺のデート
11. ドント・レット・ユア・ベイビー・キャッチ・ユー
12. トゥ・ノウ
13. ドクター・マイ・アイズ
14. リトル・ビティ・プリティ・ワン
15. エ・ネ・メ・ネミ・ネ・モー
16. イフ・アイ・ハブ・トゥ・ムーヴ・ア・マウンテン
17. ドント・ウォント・トゥ・シー・ユー・トゥモロー
18. チルドレン・オブ・ザ・ライト
19. 窓アイ・キャン・オンリー・ギヴ・ユア・ラヴ
20. ラヴ・ソング(ボーナス・トラック)
21. フーズ・ラヴィング・ユー(ライヴ・イン・ゲイリー、インディアナ)(ボーナス・トラック)
全米13位「リトル・ビティ・プリティ・ワン」、全米16位「窓辺のデート」などのシングル・ヒット曲を収録。
『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ』は、1971年9月19日にABCで放映された
ジャクソン5のTV特別番組を収録したライブ・アルバム。
アメリカでリリースされた唯一のライヴ・アルバムであると同時に、
人気絶頂期の彼らの生の歌、生の演奏が聴ける貴重なアルバムとなっている。
・1-3・・・ABC-TVスペシャル・スタジオ・ライブ(1971年9月19日放映)
・4-8・・・インディアナ・ホームカミング・コンサート(1971年5月29日)
何より驚かされるのは、やはりマイケルの突出した歌唱力。
デビュー当時よりも少し太くなった声で、「帰ってほしいの」をオリジナル・キーで力強く歌いこなす様は感服。
バラード「メイビー・トゥモロー」のクオリティの高い生演奏が聴けるのも目玉。
ホール・ライブは客の盛り上がりもすごく、「ゴーイン・バック・トゥ・インディアナ」の弾けるようなマイケルの歌が気持ちいい。
リイシューを機に、ボーナス・トラックとして同じコンサートから「フーズ・ラヴィング・ユー」も収録されている。
この難曲を、ライブでここまで完璧に歌いこなすのは、天才としか言いようが無い。
それもまだ子供・・・、というのが信じられない。
奇跡だ!
『ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ』は、声変わり前のマイケルが聞ける最後のアルバムだ。
タイトル曲の「窓辺のデート」は、マイナー調で始まるこれまでにないシリアスな大人の雰囲気の曲。
サビでメジャーへいってガラっと雰囲気がかわるあたりもカッコイイ。
ボーカルを聞いていて分かるのは、マイケルの声のキーが、下がってきていること。
開放されて、どこまでもいけるような高音成分の強いシャウトが特徴だったが、
ここでは腹筋を目いっぱい使って、限界に近いところで出している。
同年に発表の次作『スカイライター』ではかなり声が変わっているし、
ライブで歌われる「窓辺のデート」は、どれも高音部分をフェイクして下げて歌っている。
このことからも、この時期を少しでも逃したら、このアルバムは無かったのだ。
そう思うと、貴重な音の記録という気がしてくる。
ちなみに、発売された当時のアルバム邦題は『かわいい悪魔』、のちに『窓辺のデート』となった。
さらに最近はそのまま『ルッキング・スルー・ザ・ウィンドウズ』という表記に・・・。
楽曲タイトルに関しても言えることだが、混乱するのでこうしたことは統一して欲しい。
▼紙ジャケット仕様
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「Lookin' through the windows」
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『スカイライター/ゲット・イット・トゥゲザー+3』 ジャクソン5
スカイライター/ゲット・イット・トゥゲザー+3(Skywriter/Get It Together)/ ジャクソン5(Jackson 5) 1972年発表の『スカイライター』と、1973年発表の『ゲット・イット・トゥゲザー+3』をカップリングした、ジャクソン5のアルバム。シングル・ヒット曲「コーナー・オブ・ザ・スカイ」他、多数のヒット曲を収録。 |
■曲目リスト
「スカイライター」
1. スカイライター
2. ハレルヤ・デイ
3. ザ・ブギー・マン
4. タッチ
5. コーナー・オブ・ザ・スカイ
6. アイ・キャント・クイット・ユア・ラヴ
7. アッパーモスト
8. ワールド・オブ・サンシャイン
9. ウー、アイド・ラヴ・トゥ・ビー・ウィズ・ユー
10. ユー・メイド・ミー・ホワット・アイ・アム
「ゲット・イット・トゥゲザー」
11. ゲット・イット・トゥゲザー
12. ドント・セイ・グッド・バイ・アゲイン
13. リフレクションズ
14. ハム・アロング・アンド・ダンス
15. ママ・アイ・ガッタ・ブランド・ニュー・シング
16. イッツ・トゥー・レイト・トゥ・チェンジ・タイム
17. ユー・ニード・ラヴ・ライク・アイ・ドゥ
18. ダンシング・マシーン
19. プライド&ジョイ(ボーナス・トラック)
20. ラヴズ・ゴーン・バッド(ボーナス・トラック)
21. ラヴ・イズ・ザ・シング・ユー・ニード(ボーナス・トラック)
「コーナー・オブ・ザ・スカイ」(全米18位)、「ハレルヤ・デイ」(全米28位)、「ゲット・イット・トゥゲザー」(全米28位)のシングル・ヒットを収録。
マイケル、ついに声変わり到来。
『スカイライター』はジャクソン5の過渡期にあるアルバムだ。
マイケルは変声期を迎え、ここでは後のマイケルと子供のマイケルの声が混ざったような歌声だ。
そしてもう1つ顕著な変化は、ダンス・ミュージックへの傾倒。
ソウルな楽曲は影を潜め、時代を反映させたディスコ・ミュージックへ方向転換。
キッズ・グループからの脱却を図ったアルバムと言えるだろう。
そんな中でも、シングルではないが「アイ・キャント・クイット・ユア・ラヴ」は秀逸。
様々な変化があり寂しさも感じるアルバムだが、
80年代にソロで超大ブレイクするマイケルの方向性を生んだのは、
まさしくこの『スカイライター』だろう。そういった意味では記念碑的アルバムなのだ。
『ゲット・イット・トゥゲザー』では、迷いを振り切ったかのように、
さらにダンス・ビートにまっしぐら。
マイケル、声変わり完了!
歌唱法も後のマイケルを思わせるものがあり、彼独特の「ンダッ」というリズムをとる息遣いも聞かれる。
無機質なサウンドは当時は最先端のものだったが、徹底した分だけ今聞くと逆に古さも感じる。
大きなヒットから遠ざかっていたジャクソン5だが、
『ゲット・イット・トゥゲザー』には後に全米No.2となる「ダンシング・マシーン」のロング・バージョンが収録されている。
・・・う〜ぱっきゅるぱっ!
▼紙ジャケット仕様
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『ダンシング・マシーン/ムーヴィング・ヴァイオレーション+2』 ジャクソン5
ダンシング・マシーン/ムーヴィング・ヴァイオレーション+2(Dancing Machine/Moving Violation)/ ジャクソン5(Jackson 5) 1974年発表の『ダンシング・マシーン』と、モータウンでのラスト・アルバム『ムーヴィング・ヴァイオレーション+2』をカップリングした、ジャクソン5のアルバム。シングル・ヒット曲「ダンシング・マシーン」他、多数のヒット曲を収録。 |
■曲目リスト
「ダンシング・マシーン」
1. アイ・アム・ラヴ
2. ホワットエヴァー・ユー・ガット、アイ・ウォント
3. シーズ・ア・リズム・チャイルド
4. ダンシング・マシーン
5. ザ・ライフ・オブ・ア・パーティ
6. ホワット・ユー・ドント・ノウ
7. イフ・アイ・ドント・ラヴ・ユー・ジス・ウェイ
8. イット・オール・ビギンズ・アンド・エンズ・ウィズ・ラヴ
9. ザ・ミラーズ・オブ・マイ・マインド
「ムーヴィング・ヴァイオレーション」
10. フォーエヴァー・ケイム・トゥデイ
11. ムーヴィング・ヴァイオレーション
12. エスペシャリー・フォー・ユー
13. ハニー・ラヴ
14. ボディ・ランゲージ
15. オール・アイ・ドゥ・イズ・シンク・オブ・ユー
16. ブリージー
17. コール・オブ・ザ・ワイルド
18. タイム・エクスプロージョン
19. スルー・シック・アンド・シン(ボーナス・トラック)
20. フォーエヴァー・ケイム・トゥデイ(ディスコテック#3 ヴァージョン)(ボーナス・トラック)
堂々全米2位の「ダンシング・マシーン」、「ホワットエヴァー・ユー・ガット、アイ・ウォント」(38位)、「アイ・アム・ラヴ」(15位)などのシングル・ヒットを収録。
ジャクソン5名義としてのラスト・ワークだ。
『ダンシング・マシーン』は、前作にも収録されていた「ダンシング・マシーン」のリミックス・シングルが、
全米チャートで2位を記録したことを受けて企画されたアルバムだ。
しばらくビッグ・ヒットに恵まれなかったジャクソン5だったが、
この「ダンシング・マシーン」でダンス・ミュージック・グループとして、再び若い聴衆を惹き付けたのだった。
『ムーヴィング・ヴァイオレーション』は、9枚目のスタジオ盤にして、
ジャクソン5名義の、そしてモータウンに残したラスト・アルバムだ。
前作に続いて、当時の流行に乗っかったディスコ・ミュージック。
機械的な楽曲は、今となっては古臭さを感じるサウンドになってしまっているが、
シュープリームスのヒット曲のカバー「フォーエヴァー・ケイム・トゥデイ」は、キャッチーで際立っている。
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『クリスマス・ベスト』 ジャクソン5
クリスマス・ベスト(The Christmas Collection)/ ジャクソン5(Jackson 5) 弱冠8歳のマイケルをリード・ヴォーカルに、1966年に結成された史上最強兄弟グループの最新クリスマス企画盤。お馴染みのクリスマス・ソングを抜群のコーラスで聴かせてくれる。従来作品に1曲を追加。 |
■曲目リスト
1. あなたに楽しいクリスマスを
2. サンタが町にやってくる
3. クリスマス・ソング
4. 屋根に登ろう
5. フロスティ・ザ・スノウマン
6. リトル・ドラマー・ボーイ
7. 赤鼻のトナカイ
8. 予期せぬクリスマス
9. クリスマスに愛を贈ろう
10. 想い出のクリスマス
11. ママがサンタにキスをした
12. リトル・クリスマス・ツリー (ボーナス・トラック)
『アイル・ビー・ゼア』と『さよならは言わないで』の間、
1970年11月15日に発表されたジャクソン5のクリスマス・アルバム。
性急に作られた企画アルバムではあるが、出来はとても良い。
幼いマイケルが歌っていることで、暖かくて楽しげなアルバムに仕上がっている。
どんな曲も自分のものにして歌いこなすマイケルの歌唱力には、改めて驚かされる。
できればもっとマイケルのソロを増やして欲しかったが。
なんと言ってもリズミカルに変身したおなじみの「2. サンタが町にやってくる」、
感情豊かに堂々と歌い上げる「11. ママがサンタにキスをした」は抜群にいい!
現在でもクリスマスの時期には、TV番組のBGMなどで頻繁に使われているので、
みんな知らずに聞いているはず。
モータウンのオリジナル・クリスマス・ソング「9. クリスマスに愛を贈ろう」も、綺麗なメロディが印象的。
しっとりしたバラードもマイケルには、バッチリ合っている。
残念なのは1曲が短いこと・・・もっと長く聞いていたいのに!と思わされてしまう。
▼紙ジャケット仕様
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「Santa Claus Is Coming To Town」
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『ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック/ブギー』 ジャクソン5
ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック/ブギー(Joyful Jukebox Music/Boogie)/(紙ジャケット仕様) ジャクソン5(Jackson 5) 未発表曲を集めたコンピレーション・アルバム2作、76年発表の『ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック』と、79年発表の『ブギー』をカップリング。日本初CD化。 |
■曲目リスト
<ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック>
1. ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック
2. ウィンドウ・ショッピング
3. ユアー・マイ・ベスト・フレンド・マイ・ラヴ
4. ラヴ・イズ・ザ・シング・ユー・ニード
5. エターナル・ライト
6. プライド・アンド・ジョイ
7. スルー・シック・アンド・シン
8. ウィアー・ヒア・トゥ・エンターテイン・ユー
9. メイク・トゥナイト・オール・マイン
10. ウィアー・ゴナ・チェンジ・アワ・スタイル
<ブギー>
11. ラヴズ・ゴーン・バッド
12. アイ・エイント・ゴナ・イート・マイ・ハート・アウト・エニモア
13. ABC
14. 愛するあの娘に
15. ワン・デイ・アイル・マリー・ユー
16. さよならは言わないで
17. オー・アイヴ・ビーン・ブレスト
18. ペニー・アーケード
19. ジャスト・ビコーズ・アイ・ラヴ・ユー
20. ダンシング・マシーン
21. ハム・アロング・アンド・ダンス (アンカット・ヴァージョン) <ボーナス・トラック>
2009年9月9日、ジャクソン5の紙ジャケット仕様CDが発売された。
日本でもついに『ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック/ブギー』が、初CDリリースとなった。
これでジャクソン5のCDカタログが、ようやく完璧なものとなったわけで、
そういった意味でも意義の大きいコレクションと言えるだろう。
2009年9月9日と言えば、正にビートルズのリマスター盤発売のその日でもあり、
タイミング的に悪すぎた・・・ためか、大きな話題にならなかったのは何とも残念だ。
『ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック』
グループは伝説的なレーベル「モータウン」を離れ1975年にエピック・レコーズに移籍。
モータウンに一人残ったジャーメインの代わりにランディを加え、「ジャクソンズ」として新たなキャリアを始動させている。
(ジャクソン5の名称の使用はモータウンに阻まれた)
モータウンは、マスターテープ保管庫から過去のセッションで発表されなかった音源をいくつか発掘し、
彼らが去った翌年1976年に『ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック』と銘打ってリリース。
収録曲の大半は、1972年から1973年のもので、
『スカイライター』と『ゲット・イット・トゥゲザー』セッションでの未発表音源だ。
録音時期から楽曲はどれもダンス・ミュージック。
お蔵入りの曲とは言え、そこはマイケル率いるジャクソン5、クオリティはどれも高く、
「4. ラヴ・イズ・ザ・シング・ユー・ニード」などはキャッチーで悪くない。
『ブギー』
1979年にリリースされた2枚目のアウトテイク集。
当時マイケルはアルバム『オフ・ザ・ウォール』と大ヒット曲「今夜はドント・ストップ」をリリースし、
スターダムに登り詰めようとしていた。
そこでモータウンが再び未発表音源の発掘に取り掛かり、発表されたものだ。
モータウンでの最初期から幅広い時期の音源で構成されており、
内容は『ジョイフル・ジュークボックス・ミュージック』を遥かにしのぐ掘り出し物ばかりで、
ジャクソン5ファンは狂喜乱舞した(と言われている)。
未発表トラック7曲の他に、「13. ABC」「16. さよならは言わないで」「20. ダンシング・マシーン」のリミックスも収めている。
ちなみにリミックスはストレートなもので、大きな変更点はないようだ。
『ブギー』が市場に出回っていたのは、ほんの短い期間だったため、今回の再リリースは大変喜ばしいことである。
ジャクソン5には、スティーヴィー・ワンダーのカバーが多数あるが、
ここでは名曲「14. 愛するあの娘に」のカバーを聞くことができる。
オリジナルよりもスローテンポになっているが、速いテンポでも聞いてみたい曲だ。
こんな曲もカバーしていたんだな・・・ということが分かるだけでも、ファンにはたまらない。
ボビー・テイラーのカバー「17. オー・アイヴ・ビーン・ブレスト」も、素晴らしい。
〜仕様〜
米国制作2004年リマスター音源。米国初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様(2種同梱)。
米国初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入。解説・歌詞・対訳付き。
▲シリアル・ナンバー入りレーベルカード
当時のレーベル・デザインが味わえる。
CD盤面にも採用して欲しかったが、B面がないCDでは中途半端になってしまうということか。
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『イン・ジャパン!』 ジャクソン5
イン・ジャパン!(In Japan!)/(紙ジャケット仕様) ジャクソン5(Jackson 5) ジャクソン・ファイヴ初の来日公演、1973年4月30日の大阪厚生年金会館大ホールでの公演を収録したライヴ・アルバム。日本初CD化。 |
■曲目リスト
1. イントロダクション:ウィアー・ゴナ・ハヴ・ア・グッド・タイム / Introduction/We're Gonna Have a Good Time
2. ルッキン・スルー・ザ・ウィンドウズ / Lookin' Through the Windows
3. ガット・トゥ・ビー・ゼア / Got to Be There
4. 帰ってほしいの|ABC|小さな経験 / I Want You Back|ABC|Love You Save
5. ダディーズ・ホーム / Daddy's Home
6. 迷信 / Superstition
7. ベンのテーマ / Ben
8. パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン / Papa Was a Rollin' Stone
9. 恋の約束 / That's How Love Goes
10. さよならは言わないで / Never Can Say Goodbye
11. エイント・ザット・ペキュリア / Ain't That Peculiar
12. キミはボクのマスコット / I Wanna Be Where You Are
2009年9月9日、日本公演のライブ・アルバムが、ついに日本でもCD発売された。
ファンとしては、ついにか・・・という感じだが、、、
全編ホール・ライブを収めたアルバムとしては、唯一の作品で貴重な音源だ。
1973年4月、東京音楽祭の特別ゲストとして来日したジャクソン5は東京、広島、大阪でコンサートを行った。
その大阪公演を収めたのが本作で、当初は日本だけで発売された。
幅広い選曲
ジャクソン5のオリジナルはもちろん、マイケルとジャーメインのソロ・ナンバーも演奏。
さらにスティーヴィー・ワンダー(6. 迷信)、テンプテーションズ(8. パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン)、
マーヴィン・ゲイ(11. エイント・ザット・ペキュリア)など、モータウン・アーティストのカヴァーも聞け、
このライブ盤ならではの楽しみと言えるだろう。
変声期のマイケル
『イン・ジャパン!』は、『スカイライター』発売直後に行われたライブで、
ちょうど声変わりの途中だったマイケルは、高音を苦しそうに歌っている。
ほとんどの曲で高音部分をフェイクして音を下げているが、うまくこなしていて、このあたりの技術はさすが。
変声期にあったことが、カヴァー曲を豊富に取り入れた要因なのかもしれない。
貴重な記録であることは間違いないが、声変わり前の絶好調のコンサートも聴いてみたい。
そういう意味でも、全盛期のしっかりとしたフル・ライブ・アルバムが出されていないのは残念。
(『ゴーイング・バック・トゥ・インディアナ』はあるが、スタジオ・ライブとの抱き合わせ)
音源が残っているのなら、今からでも出して欲しい♪
聞きどころ
日本公演ということで、ところどころでマイケルが「アリガトウ」と発しているのが、
なんとも微笑ましい。
変声期のため、フェイクされている曲が多いのが残念だが、
そんな逆境の中でもこころを込めて歌う「3. ガット・トゥ・ビー・ゼア」の熱唱は、こころを揺り動かされる。
「6. 迷信」は当時のマイケルのキーに合わされていて、ノリノリで歌っていて気持ちいい。
それでも、スティーヴィーのキーよりも5つ上だ。
そして何といってもラストを飾る「12. キミはボクのマスコット」
高音はやはり出ていないが、エンディングの繰り返しで会場と一体となって盛り上がっていく。
すごい手拍子、、ゾクゾクさせられる瞬間だ!
・・・が、CDはフェイド・アウトで終了。
なんだか盛り上がってる中、一人取り残されていくようで寂しい気がする。
〜仕様〜
・初回生産限定 紙ジャケット仕様
・高音質素材 SHM-CD採用
・国内オリジナル・マスターを基にした2009年最新リマスター音源
・日本初回盤LPを再現した紙ジャケット仕様
・日本初回盤LPを再現したシリアル・ナンバー入りレーベルカード封入
・解説・歌詞・対訳付
▲紙ジャケットと帯
精巧にに再現された紙ジャケット。
日本初回盤LPの帯も再現されていて嬉しい。右は今回のCD用の帯。
▲見開きジャケットの内側
見開きでしっかりと復刻。
曲目と作曲者が左側に掲載されているが、メドレーの「4. 帰ってほしいの|ABC|小さな経験」は何故かカットされている。
▲レーベルカード(左)とライナーノーツ(右)
レーベルカードにはシリアルナンバーも入っている。
当時のレーベル・デザインが味わえるのは嬉しい、CD盤面にも採用して欲しかったが・・。
また、CD用の解説・歌詞の他に、当時のライナーノーツも封入されている。
LPサイズのものをそのまま縮小しているため、文字が小さく読むのはかなり気合がいりそうだ。
こちらに掲載の歌詞には、トーク部分をより詳しくフォローしているので、
マイケルやメンバーのMCをより楽しむ助けになるだろう。
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