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『フィンガ−ティップス (LIVE)』 スティーヴィー・ワンダー
1963年発表のライヴ・アルバム。当時、弱冠13歳だった彼が“リトル・スティーヴィー・ワンダー”と名乗っていた頃の作品でライヴ盤ながらも全米No.1に輝いた。同タイトルのシングル曲もミリオンセラーを記録した。
■曲目リスト
1. フィンガーティップス
2. ソウル・ボンゴ
3. ラ・ラ・ラ
4. マスカレイド・イズ・オーヴァー
5. ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー
6. ドローウン・イン・マイ・オウン・ティアーズ
7. ドント・ユー・ノウ
シカゴで行われたライヴを収録したスティーヴィー・ワンダーの3枚目のアルバム。
まだ若干13歳のスティーヴィー。
声変わりはまだしていない、、ジャクソン5のマイケルのようにも聞こえる。
しかしこの若さでも会場との掛け合いなど堂々としていて、人を引き込み魅了する。
「1. フィンガーティップス」はシングルとしてリリースされていたハーモニカをフィーチャーした曲で、
ビルボードのホット100で大ヒット。
1963年8月10日から3週ナンバーワンを獲得したのだった。
そんな中で、このアルバムもビルボードのアルバムチャートで1位に輝いている。
この時、スティーヴィー・ワンダーはホット100/R&B/アルバムチャートの3部門で同時1位に輝く最初のアーティストとなっている。
そんなわけで、ある意味記念碑的なアルバムとも言えるのだが、認知度はあまり大きいとは思えませんね。
インストゥルメンタルが占める割合が大きいのが1つの要因か・・・
自分が聞いての感想は、特に「4. マスカレイド・イズ・オーヴァー」のようなバラードでの表現力がすごい。
繊細なニュアンスとか、R&Bが流行している昨今の日本でも真似できる人はいないと思うしね。
またモノラル録音というのも寂しいが、
一番の不満は、・・・収録曲が少ないということか。LP時代とは言え、27分は短い。
それでも、若くて弾けるようなスティーヴィーのライブを体感できるのは、素晴らしいことに変わりはありません。
投稿者 SAKAKI : 2006年10月11日 11:25
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