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『ザ・タイマーズ』 ザ・タイマーズ
Zerry(忌野清志郎)がヴォーカルを務める謎の4人組覆面バンドの1stアルバム。独特のユーモアを交えて政治や社会を風刺する過激な歌詞が魅力。モンキーズのカヴァー曲(5)がCMで使用されヒットした。
■曲目リスト [試聴|ダウンロード]
1. タイマーズのテーマ
2. 偽善者
3. 偉人のうた
4. ロックン仁義
5. デイ・ドリーム・ビリーバー~DAY DREAM BELIEVER~
6. 土木作業員ブルース
7. 争いの河
8. カプリオーレ
9. LONG TIME AGO
10. 3部作(人類の深刻な問題,ブーム ブーム,ビンジョー)
11. ギーンギーン
12. 総理大臣
13. LONELY JAPANESE MAN
14. 税
15. イモ
16. タイマーズのテーマ(エンディング)
17. Walk don’t run
-ボーナストラック-
18.企業で作業
19.ダイナ(嫌煙のダンナ)
1989年11月8日にリリースされた覆面バンド「タイマーズ」の1stアルバム。
タイマーズは、忌野清志郎そっくりのゼリーが率いる(という設定の)ロック・バンドである。(^^;
デビュー曲のシングル「デイ・ドリーム・ビリーバー」 は、エースコックのスーパーカップCMソングに使われヒットした。
なお、リマスター盤には、シングルB面の「企業で作業」「ダイナ(嫌煙のダンナ)」が、
ボーナストラックとして収録されている。
メンバー
ザ・タイガースのパロディバンドということになっており、
それぞれジュリー、トッポ、サリー、ピーを思わせる名前である。
・ゼリー/忌野清志郎(ボーカル・ギター)
・トッピ/三宅伸治(ギター)
・ボビー/川上剛(ウッドベース)
・パー/杉山章二丸(ドラムス)
前年にはRCサクセションの『カバーズ』が、東芝の事情で発売中止にされている。
これに抗議する意味でゲリラ・ライヴを計画するが、
メンバーの賛同を得られなかった忌野清志郎がメンバーを集める。
これがバンドのスタートだと言われている。
表現の自由を奪われた不満を爆発させるがごとく、
怒りに満ちた、危ない内容のメッセージ・ソングを演奏している。
だが、このタイマーズのアルバムに関しては、しっかりと東芝EMI からリリースされている。
なんだか皮肉だ。
楽曲は、ロックンロールやブルースをベースにしたシンプルなものが中心で、3分前後の短いものが多い。
17曲というボリュームはそういった部分もあるし、
それだけ当時の清志郎が言いたいことで溢れていたのだろう。
曲間を開けず、アルバム全体がメドレー状態になっているのも特徴で、
意図的にライブを感じさせるコンセプトにしているのがわかる。
実際、タイマーズはライブで一緒に騒ぐのが面白いバンドだと思う。
↓これを見ていただくと楽しさがわかります(^m^;
▲伝説の「ヒットスタジオR&N」出演時のスタジオライブ(1989年10月13日)
投稿者 SAKAKI : 2009年05月16日 18:47
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