<< 『ホテル・カリフォルニア』 イーグルス | メイン | 『イーグルス・ライヴ』 イーグルス >>

『ロング・ラン』 イーグルス

ロング・ラン
イーグルス
ワーナーミュージック・ジャパン (2005/12/21)
売り上げランキング: 94316

●本作より、ベーシストとしてティモシー・B・シュミットが参加。ダークな官能美に包まれた70年代最後のアメリカン・ドリームを体現する実質上のラスト・アルバム。
(1979年/第6作目/全米アルバム・チャート:9週連続第1位)

■曲目リスト
1. ロング・ラン. 03:43
2. 言いだせなくて. 04:54
3. イン・ザ・シティ. 03:45
4. ディスコ・ストラングラー. 02:45
5. ハリウッドよ永遠に. 06:28
6. ハートエイク・トゥナイト. 04:26
7. ゾーズ・シューズ. 04:54
8. ティーンエイジ・ジェイル. 03:44
9. グリークスはフリークスお断り. 02:19
10. サッド・カフェ. 05:35


イーグルスの6thにして、実質上のラストアルバム。
1979年9月に発表され、アメリカでは8週間にわたって
アルバムチャートの1位にとどまる大ヒットになった。


前作『ホテル・カリフォルニア』から2年半という間隔を置いての発表。
『ホテル・カリフォルニア』の空前の大ヒットで、決定的な名声を手にした彼らは、
プレッシャーとの戦いもあったでしょうし、
音楽的にも達成感、やりつくした感があったと思われます。

このような過程もあり、完成したアルバムは、ジャケットが表すように、
ダークで重苦しさを感じさせる音に仕上がってます。


ライヴでもよく演奏される「ハートエイク・トゥナイト」は、
シャッフルのリズムにのせて、美しいコーラスも聴けます。

聴き所はやはりバラードの2曲「2. 言いだせなくて」「10. サッド・カフェ」。
「サッド・カフェ」の“実現した夢もあり、消えてなくなってしまった夢もある”
という歌詞がせつなさを誘います。
曲調も静かで寂しく、本作のラストであり、そしてバンドの最後を飾っています。


『ロング・ラン』 はしっかりと作りこんでいますが、
個人的には、『ホテル・カリフォルニア』に感じた世界観、
景色というものがあまり見えてこないのが残念。

「言いだせなくて」や「サッド・カフェ」の路線でもっとがんばってほしかった。


投稿者 SAKAKI : 2006年02月05日 17:58

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://flower-music.net/mt/mt-tb.cgi/25

コメント

コメントしてください




保存しますか?


内なる小宇宙〜MICROCOSM〜 【キューブくん.net メモリアル】
Copyright(c)2006- SAKAKI All rights reserved