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『アップタイト』 スティーヴィー・ワンダー
ユニバーサル インターナショナル (2005/04/29)
1966年発表、15歳当時のアルバム。H.コスビーらのプロデュース力も手伝って極上のポップ・サウンドに仕上がっている。この頃から作曲者としてクレジットされ、ソングライターとしての才能を開花させ始めた。
■曲目リスト
1. ラヴ・ア・ゴー・ゴー
2. ホールド・ミー
3. 風に吹かれて
4. ナッシングズ・トゥー・グッド・フォー・マイ・ベイビー
5. 今夜教えて
6. アップタイト
7. エイント・ザット・アスキング・フォー・トラブル
8. アイ・ウォント・マイ・ベイビー・バック
9. プリティ・リトル・エンジェル
10. ミュージック・トーク
11. コントラクト・オン・ラヴ
12. 大人は知らない
スティーヴィー・ワンダーの初期のアルバムを調べたところ、
残念ながら、CD化されてないのもあるようで、全部を揃えるのは無理のようです。
実は11歳でデビューしてたことを知ってちょっとびっくり。
やっぱり天才だったんですね。
この『アップタイト』は6枚目のアルバムで、CD化されているものでは『フィンガ−ティップス』(ライブ)、『わが心に歌えば』についで古いアルバムとなっています。
15歳当時の若いスティーヴィーのちょうど変声期を迎えた頃の歌声。
特に62年の作品、11. コントラクト・オン・ラヴは、まだ小さな子供って感じでかわいい、
あれ?マイケル?って思いました。(^^*
“リトル”スティーヴィー・ワンダーという名でデビューし大ヒットを記録していたが、
今作は、共作ながら4曲で作曲を手掛けているという意欲的な作品。
これまでのようなスタンダードナンバーとはがらっと変化し、
モータウンらしいソウルフルな楽曲が中心だ。
なかでもタイトルナンバー「アップタイト」は、秀逸。
全体を通して流れる高揚感、一度聞いたら忘れない強烈なサビが特徴。
この曲が、スティーヴィーの方向性を決定付けたと言って良いかもしれない。
他には、ボブディランの「3. 風に吹かれて」が収録されているのも面白いが、
オープニングを飾る「ラヴ・ア・ゴー・ゴー」が印象深い。
全体を通して後のスティーヴィーに比べると、
歌はややラフな感じで、高音のシャウトが目立つ。。
アップタイト/スティーヴィー・ワンダー
投稿者 SAKAKI : 2006年10月29日 15:55
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