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『太陽のあたる場所』 スティーヴィー・ワンダー

太陽のあたる場所
スティーヴィー・ワンダー
ユニバーサル インターナショナル (2005/04/29)

1966年発表の7thアルバム。まだ本人の手による楽曲が少ない時期の作品だが、どんな曲でも自分のものにしてしまうシンガーとしてのずば抜けた才能を感じさせる1枚。タイトル曲が大ヒットを記録。

■曲目リスト

1. 太陽のあたる場所
2. バン・バン
3. ダウン・トゥ・アース
4. サンキュー・ラブ
5. ビー・クール,ビー・カーム
6. シルビア
7. 二人だけの世界
8. ロンサム・ロード
9. エンジェル・ベイビー
10. ミスター・タンブリン・マン
11. 16トン
12. ヘイ・ラブ



前作「アップタイト」と同年の1966年発表された7枚目のアルバム。
まずこれだけクオリティーの高い作品を短期間で連発できることに感服。


今作でもスティーヴィーは積極的に曲作りに参加しています。
ビートルズも短期間ですばらしい作品群を残しましたが、
アーティストが創作意欲に溢れている時というのは、そういうものなのかも知れないですね。


オープニングを飾る「太陽のあたる場所」は、ポップで綺麗なメロディが印象的な超名曲。
先行シングルは、最高第9位を記録しています。
素直なコード進行で、日本人が大好きなタイプの曲調、、
カラオケにもしっかり入ってます。(^-^


「太陽のあたる場所」を筆頭に、このアルバムはメロディのしっかりしたポップな曲が中心で、
それゆえ、ソウルファンにはやや物足りなさもあるかもしれませんが、
それぞれの楽曲の完成度は高く、聞きどころが多い。


前作に続いて、ボブ・ディランの曲(10. ミスター・タンブリン・マン)が収録されているのも興味深い。
オリジナル曲の4. サンキュー・ラブ 、6. シルビア は、ソウルフルでいてポップな曲。
コード進行や、メロディも味わいがあり、60年代のスティーヴィーのすごさは、こういうところにあると思う。
後に発表する名盤『フォ−・ワンス・イン・マイ・ライフ』へ繋がる曲と言えそうだ。



投稿者 SAKAKI : 2006年10月29日 16:56

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