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『トーキング・ブック』 スティーヴィー・ワンダー

トーキング・ブック(Talking Book)/スティーヴィー・ワンダー
スティーヴィー・ワンダー(STEVIE WONDER)

誰もが一度は耳にしているであろう「サンシャイン」、ジェフ・ベックのために書かれた「迷信」などスティーヴィーの代表曲が数多く収録されている音楽史に輝くモンスター・アルバム。

1. サンシャイン
2. メイビー・ユア・ベイビー
3. ユー・アンド・アイ
4. チューズデイ・ハートブレイク
5. バッド・ガール
6. 迷信
7. ビッグ・ブラザー
8. ブレイム・イット・オン・ザ・サン
9. アナザー・ピュア・ラヴ
10. アイ・ビリーヴ


1972年にリリースされた17枚目のアルバム『トーキング・ブック』は
3部作の第1作目となると同時に80年まで続くスティーヴィー全盛期の幕開けとなる傑作だ。
前作『心の詩』と同じくセルフプロデュース。
クレジットされているゲストミュージシャンを省くすべての楽器を自ら手がけている。


シンングルカットされた「1. サンシャイン」「6. 迷信」はともにチャートのトップに、
さらに73年のグラミー賞で5部門を制覇するなどスティーヴィーにとっても記念碑的作品なのである。


サウンド的には、「迷信」に代表するファンキーなクラヴィネットが特徴的。
この曲をライブでやる時には、スティーヴィーが歌いながら
まるで打楽器のようにクラヴィネットを演奏する姿が見られる。
ここまで完璧なリズムで弾きこなせるのはやっぱりすごい。
コンピューターによる打ち込みが当たり前になっている今では、
こういう演奏ができる人はいないでしょうね。


ファンクからバラードまで色々なサウンドが満遍なく楽しめるが、
アルバムのトータリティとしては、ファンク色全開の次作『インナーヴィジョンズ』で1つの頂点を迎える。



■「迷信(Superstition)」



投稿者 SAKAKI : 2006年11月03日 16:44

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