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『イマジン』 ジョン・レノン

イマジン(Imagine)/ジョン・レノン(John Lennon)
ジョン・レノン(John Lennon)

NYの自宅で作り上げたソロ2作目。愛と平和の祈りを込めた表題曲のイメージが強いが、ポールを揶揄した「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ」などジョンらしいシニカルな作品、美しいバラード「ジェラス・ガイ」なども収録された名盤。

■曲目リスト [試聴・ダウンロード]

1. イマジン
2. クリップルド・インサイド
3. ジェラス・ガイ
4. イッツ・ソー・ハード
5. 兵隊にはなりたくない
6. 真実が欲しい
7. オー・マイ・ラヴ
8. ハウ・ドゥ・ユー・スリープ(眠れるかい?)
9. ハウ?
10. オー・ヨーコ


『ジョンの魂』についで1971年9月9日に発表されたジョン・レノンの代表作の1つ。

平和をを訴える表題曲「イマジン」は、ジョンの代名詞でもある。
人間にとっての普遍のテーマであり、今もなお聞き継がれ、
未来にも永遠に歌い継がれる不滅の名曲だ。

ソロになってからのジョンは、こうしたメッセージ色を強め、カリスマ性を強めていった。
ビートルズは聞かないけど、ジョンレノンは好きという人も多いように思う。


プライマル・スクリーム療法の影響で作成された前作『ジョンの魂』で、心の闇をすべてを吐き出し、
本作では吹っ切れたような、澄み渡るような爽やかさが感じられる。


ビートルズ時代にセッションで演奏されていた名曲「3. ジェラス・ガイ 」や「6. 真実が欲しい」などもここに収録。
「ジェラス・ガイ」は「チャイルド・オブ・ネイチャー」と呼ばれていたが、
歌詞を書き直して完成させている。


そしてもう1曲印象的なのは隠れた名曲とも言える「7. オー・マイ・ラヴ 」。
1968年にオノ・ヨーコはジョンとの子を流産してしまう。
ヨーコは流産してしまった子へ詞を書き、ジョンが曲をつけて完成させたという。
メロディーが悲しげで、部分的に日本の陰旋法のような旋律が出てくるのも特徴的。
ギターとピアノのアレンジもソフトでとても良い。ギターを弾いているのはジョージ・ハリソン。


バラードだけでなく結構ラフな感じの曲も多いが、
オーケストラがダビングされていたりして意外と音数が多い点で、前作とは違うと言える。

(曲の)「イマジン」が好きだからという理由で買った人は、
やっぱりすんなり聞けるタイプの内容ではないかもしれない。・・・このあたりがジョンらしいのだが。


ちなみに「リミックス&デジタル・リマスタリング盤」シリーズとして、2000年に発売されてますが、
何故かこの『イマジン』にはボーナストラック無しです。


「イマジン」



投稿者 SAKAKI : 2007年12月28日 19:35

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