イーグルス
『イーグルス・ファースト』 イーグルス
●新時代のウエスト・コースト・ロックの幕開けを告げた記念すべきファースト・アルバム。
ジャクソン・ブラウンとの共作により象徴的なナンバー「テイク・イット・イージー」
収録。
1972年発表。
■曲目リスト
1. テイク・イット・イージー
2. 魔女のささやき
3. チャグ・オール・ナイト
4. 哀しみの我等
5. ナイチンゲールの歌
6. 今朝発つ列車
7. テイク・ザ・デヴィル
8. 早起き鳥
9. ピースフル・イージー・フィーリング
10. トライイン
70年代のロックを代表するイーグルスのファーストアルバム。
イーグルスと言えば「ホテル・カリフォルニア」ですが、
このアルバムや他のアルバムを聞いていくと、イメージが違うことに気付く。
むしろ「ホテル・カリフォルニア」は、彼らの中では大きな変貌を遂げたアルバムと言えます。
オープニングを飾る「テイク・イット・イージー」から、
全般にアコースティックギターとバンジョーがベースに鳴っていて、
楽曲もまさにカントリー&ウェスタンをベースにしたカントリーロック。
アルバムを通して、アコースティックで爽やかなサウンドです。
「ホテル・カリフォルニア」が好きな自分にとっては、
当時の彼らはアレンジがちょっとシンプル。
そして、ドン・ヘンリーのボーカルが少ないのが寂しい・・。
唯一ドン・ヘンリーが作曲している2曲目の「魔女のささやき」は、
R&B的な要素を盛り込んだ渋い楽曲だ!
ドン・ヘンリーのハスキーなボーカルは、当時からずば抜けて輝いてます。
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『ならず者』 イーグルス
休み中にイーグルスとフリーのCDが届きました。
両方とも編集盤以外は全部揃えました。
イーグルスは、『ホテルカリフォルニア』がお気に入りでしたが、
思ってた以上にカントリー&ウェスタンで、やや拍子抜け。
時代を反映してディスコっぽい曲もあったり
全体を通して聴くとちょっと散漫な感じもありますが、、
そんな中で「ならず者」は、やっぱり良いです。
何度も聴いて癒されました。
♪曲目リスト(試聴)
1. ドゥーリン・ドルトン. 03:27
2. 21才. 02:10
3. アウト・オブ・コントロール. 03:05
4. テキーラ・サンライズ. 02:54
5. ならず者. 03:34
6. その種の愚か者. 03:02
7. ドゥーリン・ドルトン (インストゥルメンタル). 00:48
8. アウトロー・マン. 03:34
9. サタデイ・ナイト. 03:21
10. ビター・クリーク. 04:59
11. ドゥーリン・ドルトン. /. ならず者 (リプライズ). 04:51
♪レビュー
73年発表の2nd。
西武開拓時代のギャングをテーマにしたコンセプトアルバム。
2作目にして、コンセプトアルバムを作ってしまうあたり、
彼らの強い創作意欲を感じます。
タイトル曲「ならず者」は、平井堅もカバーしていて、
CMでも流れてたので、イーグルスを知らなくても、聴き覚えのある人も多いはず。。
ドン・ヘンリーの声はハスキーで哀愁がある。
平井堅の場合は、歌ってる姿が思い浮かぶのだけど、
ドン・ヘンリーの歌は、景色が浮かんでくる。
こういう世界観が作れる人って、転生のものなんでしょうか。
技術的なうまい下手じゃないんだよね。
最後に「ならず者」のリプライズが聴けるのも嬉しい♪
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『オン・ザ・ボーダー』 イーグルス
●ドン・フェルダーが正式加入し、よりロック色を強めたサード・アルバム。「我が愛の至上」が
大ヒットを記録。
(1974年/第3作目/全米アルバム・チャート:第17位)
■曲目リスト
1. 過ぎた事. 04:15
2. 恋人みたいに泣かないで. 04:01
3. ミッドナイト・フライヤー. 03:58
4. マイ・マン. 03:31
5. オン・ザ・ボーダー. 04:23
6. ジェームス・ディーン. 03:38
7. 懐かしき’55年. 04:22
8. イズ・イット・トゥルー?. 03:15
9. 地獄の良き日. 04:27
10. 我が愛の至上. 04:34
イーグルスがこの3rdアルバムを発表したのは、1974年3月である。
ドン・フェルダーが正式加入し、さわやかなカントリーロックに、
少しヘビーなエレキギターサウンドが加わる。
「6. ジェームス・ディーン」「9. 地獄の良き日」などはもろロックンロールといった感じに仕上がっていますが、
・・・コーラスがカントリーの雰囲気がするのは、やっぱりイーグルスなんでしょうね。(^^;
アルバムタイトル曲「オン・ザ・ボーダー」は、ファンキーなソウル風味を生かした佳曲。
コーラスとの掛け合いも黒っぽくてめちゃめちゃ渋い。
この曲でも、エレキギターが大きな役割を果たしています。
次の4枚目『呪われた夜』では、さらに本格的にロック色を強めていきます。
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『呪われた夜』 イーグルス
●彼らの名を不動のものにした、初の全米NO.1アルバム。
「呪われた夜」「いつわりの瞳」「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」収録。
1975年発表/第4作目/全米アルバム・チャート:5週連続第1位
■曲目リスト
1. 呪われた夜
2. トゥー・メニイ・ハンズ
3. ハリウッド・ワルツ
4. 魔術師の旅
5. いつわりの瞳
6. テイク・イット・トゥ・ザ・リミット
7. ヴィジョンズ
8. アフター・ザ・スリル・イズ・ゴーン
9. 安らぎによせて
『呪われた夜』は、5週間にわたって全米アルバム・チャート1位を記録し、
イーグルスを世界中に知らしめたアルバムだ。
初期のカントリー色も残しながらも、
全体には洗練されたクールなロックに移行しています。
1曲目「呪われた夜」のイントロから、ファンキーなベースソロをフィーチャー。
ファルセットを効果的に使ったドン・ヘンリーのボーカルも、R&B的なテイストを増しています。
イーグルスのサウンドにドン・ヘンリーが与えた影響は、大きかったのだと思う。
「ハリウッド・ワルツ」「いつわりの瞳 」は、初期の彼らを思わせるカントリー調の曲で、
いい意味でほっとさせてくれる。
このアルバムの目玉曲は「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」。
ストリングスがバックに流れていて、
『ホテル・カリフォルニア』に入っていそうな曲。
ライブでも人気のある曲で、サビの繰り返しが印象的・・・
1度聴いたら誰でも口ずさめるはず!
スタジオバージョンでは、もっと聴いていたいというところでフェイド・アウト。
個人的には、ラストかラスト前に入れてほしかった曲だったりします。
このアルバムでの成功が伏線となり、代表作『ホテル・カリフォルニア』が生まれるわけですが、
『呪われた夜』を代表作に上げるファンもいるほど、洗練されたバランスの良いアルバムです。
『ホテル・カリフォルニア』から入った自分としても、聴きやすかったです。
ファーストを聴いた時は、「え?」って感じでしたが・・・(゚ー゚;Aアセアセ
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『ホテル・カリフォルニア』 イーグルス
イーグルスを代表する名盤。前作で脱退したバーニー・レドンに代わってジョー・ウォルシュが加入。有名な表題曲を筆頭に、レゲエやファンクのリズムを取り入れるなど、サウンド面でのさまざまな試みも面白い。
■曲目リスト
1. ホテル・カリフォルニア
2. ニュー・キッド・イン・タウン
3. 駆け足の人生
4. 時は流れて
5. 時は流れて (リプライズ)
6. 暗黙の日々
7. お前を夢みて
8. 素晴らしい愛をもう一度
9. ラスト・リゾート
イーグルスの最高傑作にして、アメリカン・ロック史に残る歴史的名盤。
1976年にリリースされた5枚目のアルバム。
ビルボード誌のアルバム・チャートにおいて8週連続全米第1位、
全英においても第2位を獲得し、1976年グラミー賞最優秀レコード賞を受彰した。
シングル・カットされた「ホテル・カリフォルニア」「ニュー・キッド・イン・タウン」も、全米ビルボードチャートで第1位を獲得している。
表題曲「ホテル・カリフォルニア」は知らない人がいない曲で、
ロックというジャンルを越えた永遠の名曲である。
名盤と呼ばれるものの中には、トータルコンセプトを評価されるものも多いが、
イーグルス『ホテル・カリフォルニア』 に関しては、
アルバムとしてはもちろん楽曲1曲1曲がすべて名曲ぞろいなのが特徴だ。
ベスト盤を聴いているかのような錯覚させ覚える。
実際、自分の好きなイーグルスの曲は、『ホテル・カリフォルニア』にほとんど収録されているしね・・
ノリの良い曲よりも「4. 時は流れて」「9. ラスト・リゾート」といったバラード系の曲が美しく印象深い。
一言で言えばロマンティックなロック?
女性に人気があるのは、こういったところにも理由があるのかもしれませんね。
ドン・ヘンリーのボーカルは、聞いている人に映像を浮かばせる不思議な力を持っていると思うのだが、
「9. ラスト・リゾート」を聴くとそれをすごく感じる。
とてもスケールのある曲だ。
▲ ラスト・リゾート
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『ロング・ラン』 イーグルス
●本作より、ベーシストとしてティモシー・B・シュミットが参加。ダークな官能美に包まれた70年代最後のアメリカン・ドリームを体現する実質上のラスト・アルバム。
(1979年/第6作目/全米アルバム・チャート:9週連続第1位)
■曲目リスト
1. ロング・ラン. 03:43
2. 言いだせなくて. 04:54
3. イン・ザ・シティ. 03:45
4. ディスコ・ストラングラー. 02:45
5. ハリウッドよ永遠に. 06:28
6. ハートエイク・トゥナイト. 04:26
7. ゾーズ・シューズ. 04:54
8. ティーンエイジ・ジェイル. 03:44
9. グリークスはフリークスお断り. 02:19
10. サッド・カフェ. 05:35
イーグルスの6thにして、実質上のラストアルバム。
1979年9月に発表され、アメリカでは8週間にわたって
アルバムチャートの1位にとどまる大ヒットになった。
前作『ホテル・カリフォルニア』から2年半という間隔を置いての発表。
『ホテル・カリフォルニア』の空前の大ヒットで、決定的な名声を手にした彼らは、
プレッシャーとの戦いもあったでしょうし、
音楽的にも達成感、やりつくした感があったと思われます。
このような過程もあり、完成したアルバムは、ジャケットが表すように、
ダークで重苦しさを感じさせる音に仕上がってます。
ライヴでもよく演奏される「ハートエイク・トゥナイト」は、
シャッフルのリズムにのせて、美しいコーラスも聴けます。
聴き所はやはりバラードの2曲「2. 言いだせなくて」「10. サッド・カフェ」。
「サッド・カフェ」の“実現した夢もあり、消えてなくなってしまった夢もある”
という歌詞がせつなさを誘います。
曲調も静かで寂しく、本作のラストであり、そしてバンドの最後を飾っています。
『ロング・ラン』 はしっかりと作りこんでいますが、
個人的には、『ホテル・カリフォルニア』に感じた世界観、
景色というものがあまり見えてこないのが残念。
「言いだせなくて」や「サッド・カフェ」の路線でもっとがんばってほしかった。
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『イーグルス・ライヴ』 イーグルス
●ロング・ラン・ツアー”のハイライトとなった、サンタ・モニカでのコンサート音源を中心に構成されたイーグル初のライヴ・アルバム。
(1980年発表/全米アルバム・チャート:第6位)
■ディスク:1
1. ホテル・カリフォルニア
2. ハートエイク・トゥナイト
3. 言いだせなくて
4. ロング・ラン
5. ニュー・キッド・イン・タウン
6. この人生に賭けて
■ディスク:2
1. セブン・ブリッジズ・ロード
2. 時は流れて
3. テイク・イット・トゥ・ザ・リミット
4. ドゥーリン・ドルトン (リプライズII)
5. ならず者
6. サタデイ・ナイト
7. オール・ナイト・ロング
8. 駆け足の人生
9. テイク・イット・イージー
オリジナル・アルバムとしては、最初にして最後のライヴ・アルバム。
1980年のロング・ラン・ツアーと1976年のロサンゼルス・フォーラムでのコンサートが収録されています。
選曲は、1stの「テイク・イット・イージー」から、
ラスト・アルバムの「ロング・ラン」までバランスのよい選曲。
オープニングは、「ホテル・カリフォルニア」。
歓声にまぎれてギターのイントロが流れてくる。
オリジナルアルバムでは、アコースティック・ギターのパートも、
ライブではエレキ・ギターで、少しマイルドな感じだ。
ドラムのタムタムに続いて、ドン・ヘンリーのボーカルが聞こえると、
歓声が一層盛り上がる・・・鳥肌の瞬間♪
ドン・ヘンリーのハスキーなボーカルは最高。
アルバムとライブでは、かなり印象の違うバンドもあるが、
イーグルスはライヴでもかなりタイトな歌と演奏で、アルバムのイメージに近い。
ツインギターもバッチリ決めてくれるのが嬉しい。
Disc2はバラード系が中心。
個人的に大好きなのは「時は流れて」
ピアノのイントロからはじまり、ドン・ヘンリーの切々とした歌声、
最後はオーケストラまで加わって盛り上がります。
これに続く「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」「ドゥーリン・ドルトン」「ならず者」
の流れは素晴らしいの一言。
「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」は、このライヴ盤で好きになった曲。
エンディングのリフレインのすごい歓声は、感動的です。(ノд・。)
そして、最後はデビュー曲「テイク・イット・イージー」で、
さわやかに幕を閉じる。
イーグルスのライヴは、オーケストラやホーンセクションも使われていて、豪華です。
「ホテル・カリフォルニア」
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